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ドローンスクールはどうして作られたか

ドローンスクールというのは、名前の通りにドローンを操縦するためのスキルと知識を学ぶための場所です。

名前としては理解できますが、ドローンが仕事などで使われるようになったのはここ数年のことですし、そのようなスクールには歴史もあるとは思えません。

どういう経緯で作られたものなのかがわからないと、本当に信用できるものなのか不安になる方も出るでしょう。

実際にこれらのスクールは国土交通省の制定によって生み出されたものでもあります。

始まりは二〇一七年で、国土交通省航空局がドローン操縦者の技術向上を目指して『講習団体』と『管理団体』という二つの基準を設けました。

管理団体というのは、操縦者に必要な技術や知識とはどのようなものか、具体的な内容を設定する団体と言えます。

飛ばすためのスキルはどのようなものが必要か、動かすためにはどんな風に操縦するか。

そういう技能面での教本を作成したり、同じく飛行の際にはどんなことに気を付けるべきかと、マナーや法律面で禁止事項をまとめた教材も作っています。

講習団体は管理団体の下部組織に当たります。

管理団体の作成した教材を受けて、全国各地にある講習団体が、受講生にインストラクターとして知識面とスキル面の二つの観点から教育を施します。

そうやって、操縦者としてはどんなことが求められるかという客観基準が策定されることにより、どんなレベルの人なら業務としてドローンが扱えるかが認定されやすくなりました。

そうして民間資格を取得して安全にドローンが飛ばされるよう人々を育成するのが、ドローンスクールの役割なのです。